中国産の野菜や加工食品などの記事が新聞紙上を賑わして以来、日本でも食べ物に対する関心が急激に高まったように感じます。
種々の添加物を加えない食品や無農薬野菜や果物、お米などに関心を寄せる人が私の周りでも増えてきています。
健康のために玄米菜食の食生活を実践している方もいらっしゃいます。
我が家でも夫の病気を機に一時期玄米菜食&魚のみを実践していましたが、夫が音を上げたのをきっかけにいつの間にか立ち消えとなってしまいました。
サプリメントとともに医学的に明確なエビデンスが示しにくいものであるにもかかわらず、日本古来からの玄米菜食が理想的な健康食として世界中から注目されていますね。
アメリカで巨額にふくれ上がった医療費を見直すため政府の肝入りでアメリカ国民の健康を分析、1977年アメリカで発表された「マクガバン・レポート」は当時肉類中心だったアメリカの食生活に衝撃的な警告を与えました。
それまで動物の肉がエネルギーの根源とする根強い肉に対する信奉があらゆる病気の原因になっていることを指摘し、代わりにもっとも理想的な食事としたのは驚くことに元禄時代以前の日本の食事でした。
自然の穀類に野菜、海草類、動物性タンパク質は小魚を少量摂るというもの。
これが世界の日本食ブームのきっかけになったようです。
本日ご紹介する『病気にならない生き方 ミラクル・エンザイムが寿命を決める』の著者新谷弘実氏は現在アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授およびベス・イスラエル病院内視鏡部長を歴任していらっしゃるニューヨーク在住の胃腸内視鏡外科医として全米では有名な方です。
本書『病気にならない生き方』を筆頭に、『病気にならない生き方2 実践編』、『病気にならない生き方3 若返り編』はシリーズとして200万部を超すベストセラーとなりました。
今でこそ胃腸の内視鏡手術は広まっていますが、著者は今から40年ほど前に世界初、新谷式といわれる大腸内視鏡の挿入法を考案し、開腹せずに内視鏡によるポリープ切除することに成功された方です。
日米で約30万例の胃腸内視鏡検査と9万例のポリープ切除をされている世界的権威だそうです。
胃腸専門家であるその著者が本書で繰り返し推奨していらっしゃるのが「マクガバン・レポート」で奨励されているような穀物と野菜中心の食事です。
「膨大な臨床結果から、私は『健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない』ということを教えられました。
こうした胃腸内の状態を、私は『人相』になぞらえて『胃相』『腸相』と読んでいます。
健康な人の胃相・腸相はよく、不健康な人の胃相・腸相は悪いということです。
胃相・腸相にもっとも大きな影響を与えるのは、食歴と生活習慣です・・・
よい胃相・腸相をしている人の食事や生活習慣と、悪い胃相・腸相をしている人の食事や生活習慣には、はっきりとした特徴があることがわかったのです」
これらのことを踏まえて著者は肉や魚、乳製品、卵などの動物性の食べ物は食事全体の15%以下にするよう指導していらっしゃいます。
植物食と動物食は85対15が理想的なバランスとし、全体としては「雑穀や豆類を含む穀物」を50%、「野菜&果物」を35~40%、「動物食」を10~15%とするのが新谷式食事健康法だそうです。
☆食べ物はできるだけ精製していないものを自然のままで摂ること
☆牛乳・乳製品、マーガリンはできるだけ摂らないこと
☆揚げ物はなるべく避けること
☆動物食を摂る場合はできるだけ人間より体温の低い魚で摂るようにすること
☆よく噛んで満腹しないこと
これらはなるほどとうなずける羅列ですが、私たちが常識と考えていたものの中に常識を覆すものもいくつかあります。
以下はすべて胃相や腸相を悪くする間違った健康法だそうです。
☆カルシウム摂取のために牛乳を飲む
☆腸内環境をよくするためにヨーグルトを食べる
☆果物は太りやすいので控え、ビタミンはサプリメントで摂る
☆肥満を防ぐためごはんやパンなど炭水化物は控える
☆高タンパク低カロリーの食事がよい
☆日本茶はカテキンが豊富で健康によい など
それぞれの理由については本書を読んでください。
では、どうすれば健康で長生きできるのでしょうか。
著者によると人間の生命活動を担う5000種以上の体内酵素の原型となる「ミラクル・エンザイム」を消耗しない生活を送ることが大切だそうです。
「エンザイム(酵素)」というのは、生物の細胞内に作られるタンパク質性の触媒の総称で、植物でも動物でも、生命があるところには必ずエンザイムが存在しているそうです。
お酒やたばこといった嗜好品、食品添加物、農薬な、環境汚染、ストレス、環境汚染などがミラクル・エンザイムを消耗させる原因になっていると著者は指摘します。
自然な農法で作られた穀類、野菜や果物をしっかり摂り、ストレスレスな生活を心がけることによって「健康な100歳」を目指そうと著者は締めくくっていらっしゃいます。
余談ですが、著者の推奨する「ミラクル・エンザイム」に関してはサプリメント業界が抛っておくはずもなく、様々な商品が販売されるようになっているのを見るにつけ、商魂たくましいサプリ業界に目を瞠ってしまいます(-_-;)
種々の添加物を加えない食品や無農薬野菜や果物、お米などに関心を寄せる人が私の周りでも増えてきています。
健康のために玄米菜食の食生活を実践している方もいらっしゃいます。
我が家でも夫の病気を機に一時期玄米菜食&魚のみを実践していましたが、夫が音を上げたのをきっかけにいつの間にか立ち消えとなってしまいました。
サプリメントとともに医学的に明確なエビデンスが示しにくいものであるにもかかわらず、日本古来からの玄米菜食が理想的な健康食として世界中から注目されていますね。
アメリカで巨額にふくれ上がった医療費を見直すため政府の肝入りでアメリカ国民の健康を分析、1977年アメリカで発表された「マクガバン・レポート」は当時肉類中心だったアメリカの食生活に衝撃的な警告を与えました。
それまで動物の肉がエネルギーの根源とする根強い肉に対する信奉があらゆる病気の原因になっていることを指摘し、代わりにもっとも理想的な食事としたのは驚くことに元禄時代以前の日本の食事でした。
自然の穀類に野菜、海草類、動物性タンパク質は小魚を少量摂るというもの。
これが世界の日本食ブームのきっかけになったようです。

本書『病気にならない生き方』を筆頭に、『病気にならない生き方2 実践編』、『病気にならない生き方3 若返り編』はシリーズとして200万部を超すベストセラーとなりました。
今でこそ胃腸の内視鏡手術は広まっていますが、著者は今から40年ほど前に世界初、新谷式といわれる大腸内視鏡の挿入法を考案し、開腹せずに内視鏡によるポリープ切除することに成功された方です。
日米で約30万例の胃腸内視鏡検査と9万例のポリープ切除をされている世界的権威だそうです。
胃腸専門家であるその著者が本書で繰り返し推奨していらっしゃるのが「マクガバン・レポート」で奨励されているような穀物と野菜中心の食事です。
「膨大な臨床結果から、私は『健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない』ということを教えられました。
こうした胃腸内の状態を、私は『人相』になぞらえて『胃相』『腸相』と読んでいます。
健康な人の胃相・腸相はよく、不健康な人の胃相・腸相は悪いということです。
胃相・腸相にもっとも大きな影響を与えるのは、食歴と生活習慣です・・・
よい胃相・腸相をしている人の食事や生活習慣と、悪い胃相・腸相をしている人の食事や生活習慣には、はっきりとした特徴があることがわかったのです」
これらのことを踏まえて著者は肉や魚、乳製品、卵などの動物性の食べ物は食事全体の15%以下にするよう指導していらっしゃいます。
植物食と動物食は85対15が理想的なバランスとし、全体としては「雑穀や豆類を含む穀物」を50%、「野菜&果物」を35~40%、「動物食」を10~15%とするのが新谷式食事健康法だそうです。
☆食べ物はできるだけ精製していないものを自然のままで摂ること
☆牛乳・乳製品、マーガリンはできるだけ摂らないこと
☆揚げ物はなるべく避けること
☆動物食を摂る場合はできるだけ人間より体温の低い魚で摂るようにすること
☆よく噛んで満腹しないこと
これらはなるほどとうなずける羅列ですが、私たちが常識と考えていたものの中に常識を覆すものもいくつかあります。
以下はすべて胃相や腸相を悪くする間違った健康法だそうです。
☆カルシウム摂取のために牛乳を飲む
☆腸内環境をよくするためにヨーグルトを食べる
☆果物は太りやすいので控え、ビタミンはサプリメントで摂る
☆肥満を防ぐためごはんやパンなど炭水化物は控える
☆高タンパク低カロリーの食事がよい
☆日本茶はカテキンが豊富で健康によい など
それぞれの理由については本書を読んでください。
では、どうすれば健康で長生きできるのでしょうか。
著者によると人間の生命活動を担う5000種以上の体内酵素の原型となる「ミラクル・エンザイム」を消耗しない生活を送ることが大切だそうです。
「エンザイム(酵素)」というのは、生物の細胞内に作られるタンパク質性の触媒の総称で、植物でも動物でも、生命があるところには必ずエンザイムが存在しているそうです。
お酒やたばこといった嗜好品、食品添加物、農薬な、環境汚染、ストレス、環境汚染などがミラクル・エンザイムを消耗させる原因になっていると著者は指摘します。
自然な農法で作られた穀類、野菜や果物をしっかり摂り、ストレスレスな生活を心がけることによって「健康な100歳」を目指そうと著者は締めくくっていらっしゃいます。
余談ですが、著者の推奨する「ミラクル・エンザイム」に関してはサプリメント業界が抛っておくはずもなく、様々な商品が販売されるようになっているのを見るにつけ、商魂たくましいサプリ業界に目を瞠ってしまいます(-_-;)