The time flies like an arrow.
「光陰矢のごとし」をとみに実感しているここ数年です。
年末まであとわずか、日頃はのらくらですが私としては珍しく大車輪!
母の介護の日課に加えて我が家と母の家の片付けと料理に明け暮れる毎日です。
年末年始ラクをしたいという不純な動機で、冷凍&保存できるものなどを作っては保存という作業を繰り返しています。
ところがそんなここ1週間の間に2度も火災報知器を作動させてしまいました
このマンションに引っ越して4回、鳴り響く警報に慣れるどころかパニック状態でoffを押せども押せども解除できないのもいつものこと、しばらくすると警部保障の方が駆けつけてこられました。
日本酒やワイン、みりんなどのアルコール含有物系に反応するのは知っていて用心していたのに・・・
ここ1週間のうちの1回目は「大根、しょうゆ、砂糖、しょうが、梅干」という材料にどう反応したのか、警備員の方も首を傾げるばかり
2回目の昨夜は電子レンジで煮豚をしていたとき・・・しょうゆと日本酒とみりんの調味料液で低温長時間レンジの最中。
換気扇は「強」にしていたのですが、あまりに寒いしうるさいので「弱」にした途端 (-_-;)
寒い中駆けつけてくださった警備保障の方に平身低頭
「私みたいなバカな主婦いないでしょう?何度も本当に申し訳ありません」
「いえいえ、今の時期おかげさまで商売繁盛、西に東に走り回らせていただいています」
こわくてごまめも作れません(-_-;)
さて今回は古~いところで五木寛之氏著『冬のひまわり』です。
リニューアルされたポプラ文庫を見て手に取りました。
恋愛小説はあまり好きな分野ではありませんが、前回の『切羽へ』に続き、著者の「思い入れ深い恋愛小説」レビューをほんの少し書いてみます。
「夏が巡るたび、深まる想い—。
20年にわたる男女の愛の軌跡を、透明なタッチで描いた恋愛小説」
舞台は鈴鹿サーキット、現在老朽化による死亡事故多発で名物F1は富士スピードウエイに移行していますが、そのF1華やかりし頃よりもっと以前八時間耐久オートバイレースが最大のフェスティバルだった頃の物語です。
その3日間の若者の熱狂を集めた鈴鹿サーキット場の中でもある特定の場所 ― 走っているライダーたちは見ない、勝者だけが幻のように見る、という伝説の場所・・・背後に海の見える観客席のある場所 ― 鈴鹿で初めてに出会い、その後逢瀬の場所として年に1度のその場所での再会にすべてをかける透と麻子の物語。
「走る側の連中はレースに熱中している。
スタンドの観客たちはみな見ることに熱中している。
だが、ぼくたちは走るためにでもなく見るためにでもなく鈴鹿へいく・・・
みんながコースに集中している中で、ぼくらだけはそうじゃない。
お互いに、お互いだけをみつめあっている」
お互い幾多の人生の変遷を経てもなお通い続ける鈴鹿への思いに20年というときを経て、ひとつの答えを導きざるをえなかった麻子の哀しみと安堵がまっすぐ読者の胸に向かってきます。
「決断」とはいくつかの選択肢から1つを選ぶという行為だと思いますが、裏を返せば多くのものを捨て去ることでもあります。
深い悲しみと前向きな勇気が必要とされる決断というものをしっかり見せてもらいました。
「光陰矢のごとし」をとみに実感しているここ数年です。
年末まであとわずか、日頃はのらくらですが私としては珍しく大車輪!
母の介護の日課に加えて我が家と母の家の片付けと料理に明け暮れる毎日です。
年末年始ラクをしたいという不純な動機で、冷凍&保存できるものなどを作っては保存という作業を繰り返しています。
ところがそんなここ1週間の間に2度も火災報知器を作動させてしまいました

このマンションに引っ越して4回、鳴り響く警報に慣れるどころかパニック状態でoffを押せども押せども解除できないのもいつものこと、しばらくすると警部保障の方が駆けつけてこられました。
日本酒やワイン、みりんなどのアルコール含有物系に反応するのは知っていて用心していたのに・・・
ここ1週間のうちの1回目は「大根、しょうゆ、砂糖、しょうが、梅干」という材料にどう反応したのか、警備員の方も首を傾げるばかり

2回目の昨夜は電子レンジで煮豚をしていたとき・・・しょうゆと日本酒とみりんの調味料液で低温長時間レンジの最中。
換気扇は「強」にしていたのですが、あまりに寒いしうるさいので「弱」にした途端 (-_-;)
寒い中駆けつけてくださった警備保障の方に平身低頭

「私みたいなバカな主婦いないでしょう?何度も本当に申し訳ありません」
「いえいえ、今の時期おかげさまで商売繁盛、西に東に走り回らせていただいています」
こわくてごまめも作れません(-_-;)

リニューアルされたポプラ文庫を見て手に取りました。
恋愛小説はあまり好きな分野ではありませんが、前回の『切羽へ』に続き、著者の「思い入れ深い恋愛小説」レビューをほんの少し書いてみます。
「夏が巡るたび、深まる想い—。
20年にわたる男女の愛の軌跡を、透明なタッチで描いた恋愛小説」
舞台は鈴鹿サーキット、現在老朽化による死亡事故多発で名物F1は富士スピードウエイに移行していますが、そのF1華やかりし頃よりもっと以前八時間耐久オートバイレースが最大のフェスティバルだった頃の物語です。
その3日間の若者の熱狂を集めた鈴鹿サーキット場の中でもある特定の場所 ― 走っているライダーたちは見ない、勝者だけが幻のように見る、という伝説の場所・・・背後に海の見える観客席のある場所 ― 鈴鹿で初めてに出会い、その後逢瀬の場所として年に1度のその場所での再会にすべてをかける透と麻子の物語。
「走る側の連中はレースに熱中している。
スタンドの観客たちはみな見ることに熱中している。
だが、ぼくたちは走るためにでもなく見るためにでもなく鈴鹿へいく・・・
みんながコースに集中している中で、ぼくらだけはそうじゃない。
お互いに、お互いだけをみつめあっている」
お互い幾多の人生の変遷を経てもなお通い続ける鈴鹿への思いに20年というときを経て、ひとつの答えを導きざるをえなかった麻子の哀しみと安堵がまっすぐ読者の胸に向かってきます。
「決断」とはいくつかの選択肢から1つを選ぶという行為だと思いますが、裏を返せば多くのものを捨て去ることでもあります。
深い悲しみと前向きな勇気が必要とされる決断というものをしっかり見せてもらいました。