ネットで評判のタモリさん特製のカレーを作ってみました。
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「タモリのカレー」
�@とりモモ500gにカレー粉大さじ1、ターメリック小さじ1、クミン小さじ1をもみ込みフライパンで炒める
�Aなべに移した�@を1リットルの湯に入れ、マンゴーチャツネ大さじ2分の1、赤ワイン75cc、ミキサーにかけたホールトマト75gを入れて煮る
�Bフライパンでニンニク&ショウガのみじん切り、玉ねぎを炒め、カレー粉大さじ1、ターメリック小さじ1、牛乳4分の1、ヨーグルト大さじ1を入れる
�C�Aのなべに�Bを入れ、しょうゆ&甘味少々、とろけるチーズ30g、塩小さじ1を入れ、ふたをずらして2時間ほど煮る
―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
あちこちでの評判があまりにもすごかったので相当期待して一口。
十分おいしかったのですが、期待感があまりにも強かったので少々肩透かし。
夫曰く「市販のカレールーの方がいいよ」
友人より伝授してもらって以来最高傑作と思っている特製ドライカレーも「じゃがいもの入った普通のカレーがいい」と言います。
いくつになってもきっと幼い頃母親から作ってもらった味が忘れられないのでしょうね。
佐藤愛子氏著『老兵の消燈ラッパ』
「血圧が二百を超える日もあれば、息が掠れるときもある。
当年とって八十六歳、心身ともに実はヘトヘト…。
さすがの暴れ猪も消燈ラッパを鳴らすときなのか」
主婦の友社の月刊誌「ゆうゆう」に連載していたエッセイ《老兵の進軍ラッパ》をまとめたのが本書です。
あの愛子ちゃんも86歳とは!
私の好きな女流作家の方々の年齢を検索してみると…曽野綾子氏80歳、田辺聖子氏83歳、澤地久枝氏81歳!
光陰矢のごとしという表現がぴったり、あっという間に時が過ぎているんですね。
本書を構成している20のエッセイの題名はこちら ↓
「思い出の浸り方」「老兵の涙」「うぬっ!」「ヤバン人の教育論」「男泣き」 「古き良き時代とは」「ベストセラーの謎」「イチャモン時代へのイチャモン」「85歳の感懐」「残りの気力」「私の元日」「風船言葉」「我が血脈」「孫との付き合い方」「裸男今昔」「悲劇か、喜劇か」「ロバちゃん山羊ちゃんのお話」「さくらと私」「人間のいる町」「元気で死にます」
体力は衰えたとはいえ、愛子ちゃんの現代の魂を抜かれたような若者たちや理不尽な世相に対する「憤怒の火柱」健在です。
さすが大正の終わりから昭和を生きてきた底力を感じさせる内容です。
「あの時代は物質的に恵まれなかったかわりに、しっかりした精神性があった。
礼儀を尊び情に篤く正直勤勉で、勇気や忍耐力や犠牲心を美徳として大切にした。
合理性や便利を望まず、そこから世の中にゆとりが生まれていたのだと私は考える」
至るところで嘆きや叱咤を繰り返す著者ですが、その根底に流れるのは人間不信とは正反対の人情溢れる誠実直情な人柄が本書からもしっかり伝わってきて読みながら心が温まります。
これからもお元気で私たちに勇気の素を与えてくれるエッセイを発表してほしいと期待しています。
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「タモリのカレー」
�@とりモモ500gにカレー粉大さじ1、ターメリック小さじ1、クミン小さじ1をもみ込みフライパンで炒める

�Aなべに移した�@を1リットルの湯に入れ、マンゴーチャツネ大さじ2分の1、赤ワイン75cc、ミキサーにかけたホールトマト75gを入れて煮る
�Bフライパンでニンニク&ショウガのみじん切り、玉ねぎを炒め、カレー粉大さじ1、ターメリック小さじ1、牛乳4分の1、ヨーグルト大さじ1を入れる
�C�Aのなべに�Bを入れ、しょうゆ&甘味少々、とろけるチーズ30g、塩小さじ1を入れ、ふたをずらして2時間ほど煮る
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あちこちでの評判があまりにもすごかったので相当期待して一口。

十分おいしかったのですが、期待感があまりにも強かったので少々肩透かし。
夫曰く「市販のカレールーの方がいいよ」
友人より伝授してもらって以来最高傑作と思っている特製ドライカレーも「じゃがいもの入った普通のカレーがいい」と言います。
いくつになってもきっと幼い頃母親から作ってもらった味が忘れられないのでしょうね。

「血圧が二百を超える日もあれば、息が掠れるときもある。
当年とって八十六歳、心身ともに実はヘトヘト…。
さすがの暴れ猪も消燈ラッパを鳴らすときなのか」
主婦の友社の月刊誌「ゆうゆう」に連載していたエッセイ《老兵の進軍ラッパ》をまとめたのが本書です。
あの愛子ちゃんも86歳とは!
私の好きな女流作家の方々の年齢を検索してみると…曽野綾子氏80歳、田辺聖子氏83歳、澤地久枝氏81歳!
光陰矢のごとしという表現がぴったり、あっという間に時が過ぎているんですね。
本書を構成している20のエッセイの題名はこちら ↓
「思い出の浸り方」「老兵の涙」「うぬっ!」「ヤバン人の教育論」「男泣き」 「古き良き時代とは」「ベストセラーの謎」「イチャモン時代へのイチャモン」「85歳の感懐」「残りの気力」「私の元日」「風船言葉」「我が血脈」「孫との付き合い方」「裸男今昔」「悲劇か、喜劇か」「ロバちゃん山羊ちゃんのお話」「さくらと私」「人間のいる町」「元気で死にます」
体力は衰えたとはいえ、愛子ちゃんの現代の魂を抜かれたような若者たちや理不尽な世相に対する「憤怒の火柱」健在です。
さすが大正の終わりから昭和を生きてきた底力を感じさせる内容です。
「あの時代は物質的に恵まれなかったかわりに、しっかりした精神性があった。
礼儀を尊び情に篤く正直勤勉で、勇気や忍耐力や犠牲心を美徳として大切にした。
合理性や便利を望まず、そこから世の中にゆとりが生まれていたのだと私は考える」
至るところで嘆きや叱咤を繰り返す著者ですが、その根底に流れるのは人間不信とは正反対の人情溢れる誠実直情な人柄が本書からもしっかり伝わってきて読みながら心が温まります。
これからもお元気で私たちに勇気の素を与えてくれるエッセイを発表してほしいと期待しています。