実家の整理をしていて箪笥の奥から着物類がたくさん出てきました。
母が上質と思っていた着物は趣味で茶道をしている娘にずっと前渡しているので半端な着物ばかりですが、中に大島がありました。
友人と一緒に作業をしていてどちらも微妙な着物の質が見分けられないので友人が持ち帰って知人のお年寄りに見てもらったところ大島と判明したので友人が記念にと私にポシェット、娘には巾着袋を作ってくれました。
思わぬ形見に変身した姿に亡きおばあちゃんが大好きだった娘はとても喜んでいました。
写真は友人お手製の大島のポッシェットと、娘がお盆帰省中に姪のあーちゃんのために作った手縫いの巾着袋、リバーシブルになっています。


さて今回も懲りもせず池井戸氏です。
池井戸潤氏著『株価暴落』
「巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。
企業テロを示唆する犯行声明に株価は暴落、一風堂の巨額支援要請をめぐって、白水銀行審査部の板東は企画部の二戸(にと)と対立する。
一方、警視庁の野猿(やえん)刑事にかかったタレコミ電話で犯人と目された男の父は、一風堂の強引な出店で自殺に追いこまれていた。傑作金融エンタテイメント」
カリスマ経営者の元、旧態然としたずさんな経営を続けている巨大スーパー・一風堂と主力銀行・白水銀行が舞台のサスペンス色の濃い物語となっています。
金融エンタメを書かせたら辣腕の著者ですが、ミステリーとなるとシャープな切れ味がトーンダウンしたように感じる読者は私だけでしょうか。
刑事モノは他の作家さんに任せて、と言いたくなるようなご都合主義的な違和感が今回も拭えませんでした。
著者に推理小説は不向き。
とはいえダイエーを彷彿とさせる風前の灯の一風堂に巨額の追加支援に応じるかどうかの賛成派と反対派における行内の熾烈な戦いの描写は著者の独壇場で読み応えがありました。
母が上質と思っていた着物は趣味で茶道をしている娘にずっと前渡しているので半端な着物ばかりですが、中に大島がありました。
友人と一緒に作業をしていてどちらも微妙な着物の質が見分けられないので友人が持ち帰って知人のお年寄りに見てもらったところ大島と判明したので友人が記念にと私にポシェット、娘には巾着袋を作ってくれました。
思わぬ形見に変身した姿に亡きおばあちゃんが大好きだった娘はとても喜んでいました。
写真は友人お手製の大島のポッシェットと、娘がお盆帰省中に姪のあーちゃんのために作った手縫いの巾着袋、リバーシブルになっています。


さて今回も懲りもせず池井戸氏です。

「巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。
企業テロを示唆する犯行声明に株価は暴落、一風堂の巨額支援要請をめぐって、白水銀行審査部の板東は企画部の二戸(にと)と対立する。
一方、警視庁の野猿(やえん)刑事にかかったタレコミ電話で犯人と目された男の父は、一風堂の強引な出店で自殺に追いこまれていた。傑作金融エンタテイメント」
カリスマ経営者の元、旧態然としたずさんな経営を続けている巨大スーパー・一風堂と主力銀行・白水銀行が舞台のサスペンス色の濃い物語となっています。
金融エンタメを書かせたら辣腕の著者ですが、ミステリーとなるとシャープな切れ味がトーンダウンしたように感じる読者は私だけでしょうか。
刑事モノは他の作家さんに任せて、と言いたくなるようなご都合主義的な違和感が今回も拭えませんでした。
著者に推理小説は不向き。
とはいえダイエーを彷彿とさせる風前の灯の一風堂に巨額の追加支援に応じるかどうかの賛成派と反対派における行内の熾烈な戦いの描写は著者の独壇場で読み応えがありました。