VINのらんどくダイアリー

ご訪問ありがとうございます。 「一日一生」を銘にさまざまな人生を読書というツールを通して味わっていきたいと思っています。 響きこし言葉に貼れるさみどりの付箋そよぎて林となりぬ

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2013年01月

娘が年末に帰省したときプレゼントしてくれていたチケットで「東京家族」を観にいきました。


故・小津安二郎監督の「東京物語」のリメイク版とは聞いていましたが、家族であるゆえの危うさや儚さを描いた「東京物語」の時代から60数年を越えて一段と厳しくなった現代の高齢者核家族社会の問題点を突きつけられて何だか近い将来の自分に置き換えて…身につまされました^_^;


子どもたちが全員東京という物語の家族構成が我が家とそっくり、しかも老夫婦の住まいが当地の隣の県の小さな島という設定。


夫の勤務の都合で各地に何年かおきに移転を繰り返していたので、物語の老夫婦のようにずっと同じ土地で過ごしていらっしゃる方々よりは気軽に移動できるスタンスは持っているんですけど、できれば当地で余生を過ごしたいというのが本音。


周りでも子どもたちと距離的に離れて暮らすご夫婦が多く、一昔前の大家族は夢のまた夢となっています。


昨年亡くなった母も父亡き後の長い1人暮らしの間に、何度か転勤先での同居を提案しましたが、自分の家を離れたくない気持ちがとても強く最期まで貫きました。


長年住み慣れた場所での1人暮らしの自由と引き換えに不安と孤独に苛まれる日々だったと想像すると今も胸が詰まります。


神戸や東京にいた頃は毎月1度の帰省が負担になったこともありましたが、今は懐かしい思い出です。


故人になった身近な人々が何だか懐かしい夜です。




さて本日は森沢明夫氏著『あなたへ』のレビューです。



「富山の刑務所で作業技官として働く倉島英二。
ある日、亡き妻から一通の手紙が届く。
そこには遺骨を故郷の海に撤いてほしいと書かれており、長崎の郵便局留めでもう一通手紙があることを知る。
手紙の受け取り期限は十二日間。
妻の気持ちを知るため、自家製キャンピングカーで旅に出た倉島を待っていたのは。
夫婦の愛と絆を綴った感涙の長編小説」



先日の『ビブリア古書堂の事件手帖2』にいただいたコメントで原作と映像化とのギャップについて話題になりましたが、本書も高倉健さん主演の映画が一足も二足も先行して話題になった作品ですが、本書は映画の脚本がオリジナルで、東宝から依頼を受けた森沢氏が脚本を基に大幅な加筆を行って小説にしたという珍しい逆バージョンだそうです。



例によって映画は観ていませんが、小説化した作品という目で見てもしっかりした構成のいい作品に仕上がっています。



前半部分で、場所も年齢もバラバラの共通項のない人物の人生の小さな断片が描かれていて、どのようにまとまるのかという興味を持って読んでいくうち、後半部分で次々と主人公と交差し、最終的にそれぞれの登場人物の像がくっきりと浮き上がって物語に陰影をつけて効果的に仕上がっていることに気づきます。



主人公・倉島英二が亡き妻・洋子の生前の願いを聞き届けるために妻の故郷・長崎までの長い車での旅の途上に知り合った人々との交流を通して、洋子との決別やこれからの生き方の模索をするというのが本書の骨子。


従って悲しみの物語というよりこれからの人生に一筋の光明を見出す希望の物語るのではないでしょうか。


途上に縁を結んだ人の愛読する種田山頭火の自由律の俳句の数々が人生の哀歌のような雰囲気を醸し出すなど、いろいろな仕掛けが見られて思いのほか読後感のいい作品でした。



「他人と過去は変えられないけれど、自分と未来は変えられる」

「人生には賞味期限がない」

「命とは時間のことだと。だから、私は残された時間を大切にする。時間を大切にすることは、命を大切にすることなのだ」


これらは生前の洋子の言葉だったり倉島自身の言葉だったりですが、私自身も胸に響いた言葉でした。

積読本がそろそろ底をつきそうなので久しぶりに図書館に行きました。


先日このブログを訪れてくださったbayouさんがお勧め本として紹介してくださっていた『ベスト・エッセイ2012』を検索するのが主な目的。



早く読みたくてamazonで購入しようと検索してみたところ、新刊のハードカバーでusedも出てなくてちょっと高価だったので諦めて。


大体多すぎるストック本を定期的に公民館やブックオフに持っていっている状態なのでなるべく増やしたくないのもあるし。



で図書館のパソコンで検索したら、「在庫」の表示があってラッキー!!とワクワクしながら探してみましたが、あるべき棚に見つからず・・・司書の方に探してもらってもやはり見つからず、「手にした方が別のところに置かれたのかもしれませんね」とのこと^_^;


予約を提案されましたが予約を好まないので辞退し、仕方なしに隣にあった『ベスト・エッセイ2011』をパラパラと捲っていたら以前レビューをアップしたことに気づいたりして。



図書館利用者の皆さん、本は元の住まいに戻しておいてくだされば助かります!






さて今回は三上延氏著『ビブリア古書堂の事件手帖2 〜栞子さんと謎めく日常〜』です。



「鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。
店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。
変わらないことも一つある──それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。
まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。
青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき──」

 

大人気ビブリア古書堂シリーズの第2巻。


鎌倉の小さな古書店に持ち込まれる古書を巡る物語、あれよあれよという間にシリーズ発行部数200万部の大ベストセラーとなりましたね。


先日から剛力彩芽さん主演でテレビドラマ化もされているようです。

テレビは観ていませんが、ちょっとイメージが違うような…^_^;



第1巻『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』のレビューをアップしていますのでよかったら見てください。



本書も第1巻と同じ短篇連作という形式、ビブリア古書堂に舞い込んできた古書の謎解きが栞子さんが解き明かすという流れの中で古書にまつわる話題がたくさん盛り込まれています。



プロローグ 坂口三千代『クラクラ日記』
第一話 アントニィ・バージェス『時計じかけのオレンジ』
第二話 福田定一『名言随筆 サラリーマン』
第三話 足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』
エピローグ 坂口三千代『クラクラ日記』




前作から進展したと思われるのは、紆余曲折を経てビブリア古書堂に戻ってきた大輔と無事に退院して店主としてカムバックした栞子との距離、お互いのよそよそしさが少し丸みを帯び、近い将来恋人同士に発展する予感を感じさせる内容となっています。


そしてもう1つの進展は、栞子の母親の謎が少しずつ解き明かされていくというもの。



今回も古書に関するストーリー展開がよく練られていて、個人的には第二話 福田定一『名言随筆 サラリーマン』と第三話 足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』が古書的に興味を喚起される内容でした。

私の読書傾向に関しての思い出を少し。


中学時代は本好きだった実母が愛読していたモームを本棚から抜いては読んだり、文学少女だった5歳年長の姉の後を追うように堀辰雄やヘルマン・ヘッセを読んだり、今考えると精一杯背伸びしての本読み、どこまで理解していたか怪しいものでした。


高校生になると、秘かに憧れていた左派寄りの先生の影響でこれも背伸びして田山花袋や小林多喜二の作品を読んだり…


大学になってますます背伸びの傾向が強くなって…アルバイトをしては世界文学全集を揃えたり、キリスト教関係の本を読んだり、大した苦悩もないのに『三太郎の日記』や哲学書を読んだり…今振り返ると穴があったら入りたい自分がいました。


私に負けず劣らない本好きだった夫との「トルス派かドスト派か」という結婚前の会話は思い出すも恥ずかしくて未だに忘れられずにいます^_^;


結婚してしばらくするとトルストイもドストエフスキーも関係ないお互いの素顔 ― 夫はビジネス書とスパイ小説のみ、ドスト派であるはずの私はクリスティー ― があからさまになって、何て粋がっていたんだろうと自分自身に赤面するばかり。



その後は肩肘を張る愚かさに疲れ、本来の読書好きが嵩じて専ら外国ミステリに埋没していましたが、最近ではエンタメ専門と見紛うほど気軽に読める作品や現実に近いドキュメンタリー作品、そして笑いを誘う作品を好んで読むようになっています。



どんどん低俗化する読書傾向に歯止めも見当たらず、末どうなるか恐ろしい気もしますが、どんな作品も本気のレビューを細々とながらも続けたいと思っています。





さて今回ご紹介するのはパトリシア・コーンウェル氏著『血霧』です。


「検屍官シリーズ」第19弾。


著者が1990年に『検屍官』で衝撃デビューしてはや20年以上、その間ほぼ毎年1冊のペースで「検屍官シリーズ」を刊行、合間に「捜査官ガラーノ シリーズ」や「警察官アンディ・ブラジル シリーズ」を執筆、そのエネルギーには驚くばかりです。



エドガー賞とCWA賞をダブル受賞したデビュー作『検屍官』が翻訳されて日本デビューを果たしたときには検屍官・スカーペッタを主人公とする衝撃的内容に新鮮な驚きと共に手に汗を握るようなテンポの早い展開に胸が躍ったものでした。


だんだん回を重ねる毎に、今度はマリーノやルーシーなどの登場人物の造形の魅力に嵌って相原真理子さんのすてきな訳にもノックアウトという感じでしたが、いつの頃からか「そんな偶然あり??」というような醜悪な事件がこれでもかとスカーペッタの周辺に巻き起こるに及んでだんだん興味が遠のいて現在に至っています。


例えば死んだはずだった現在の伴侶・ベントンがありえない状態で生きていたり、同性愛者である姪のルーシーの相手が冷酷な事件の犯人だったり。



そんなこんなでここしばらく「検屍官シリーズ」から離れていましたが、お正月に帰省した次男が私のために買ってきてくれたこともあり、久しぶりに読みました。



前半はほぼスカーペッタの独壇場でしたが、ある囚人の突発的な死が殺人の疑いに発展するとともに不審死が相次ぐに従って、マリーノ、ルーシー、ベントンなどのお馴染みのメンバーが勢ぞろいして事件の核心に迫っていくパターンも従来通り。



今回も権力と悪意に満ちた女性が数人登場しますが、前作『変死体』の続編という内容に未読の私は容易に筋立ては掴めるものの興味半減というところ。



本書もご多聞にもれずスカーペッタが引き寄せたと見紛うような事件に継ぐ事件の展開に不自然さを通り越して惰性というかうんざりというか・・・やっと読了したというのが正直なところ。



最後になりましたが、原題の『RED MIST』は前作『変死体』の最終場面のスカーペッタがある女性に殺されかけた状況 ― 「ナイフに仕込まれていた高圧炭酸ガスが噴き出して、私は霧のように広がったドーンの血を全身に浴びた」 ― からのものだそうです。

先日新聞の一面を使って吉本興業所属のお笑い芸人が一堂に会している集合写真が掲載されていました。16dca419.jpg



ダウンタウンの松ちゃん&浜ちゃん、さんまさんを中心に今旬の芸人さんたちがズラリ勢ぞろい。


暇に任せて小さな顔写真をしげしげ見ていたらほとんどの芸人さんのコンビ名や漫才の内容などがスラスラ浮かんでくるのに我ながら驚いてしまいました。



お笑い好きが高じるとこんなになる、という悪い見本みたいなバカさ加減、もっと知るべき世の中の重要な情報は山とあるだろうに、といっときだけ反省



年末に紅白歌合戦を観ていたのはほんとうに遥か昔、年末年始がお笑い系一色になって久しい我が家です。


ダウンタウン松ちゃん総合司会の「すべらない話」に始まって「ガキの使い 絶対に笑ってはいけない」で年越しをして新年には「芸能人格付けチェック」を楽しむというのがここ何年かの定番です。



その間に新春恒例の箱根駅伝と花園のラグビーが入って、今年も例年通りの充実したTVライフが過ごせて幸せでした(*^。^*)




さて今回は、お正月恒例の大学駅伝がなぜこんなに国民に支持されるのかなどのスポーツ系の偏見と自虐に満ちたギャグ考察で笑いを誘う作品のご紹介です。



奥田英朗氏著『延長戦に入りました』



「ボブスレーの二番目の選手は何をしているのかと物議を醸し、ボクシングではリングサイドで熱くなる客を注視。
さらに、がに股を余儀なくされる女子スケート選手の心の葛藤を慮る、デリケートかつ不条理なスポーツ無責任観戦!読んで・笑って・観戦して、三倍楽しい猛毒エッセイ三十四篇」


雑誌「モノマガジン」に1992年から1997年まで連載した主にスポーツに関連したエッセイをまとめ
て文庫化したものが本書です。



著者ご自身が「スポーツ無責任観戦的エッセイ」と名づけただけあって抱腹絶倒の言いたい放題観戦記ですが、さすがその目のつけどころが鋭い!



まだ人気作家になられる前のエッセイですが、のちの伊良部シリーズの『インザプール』や『空中ブランコ』、『ララピポ』などに盛り込まれた笑いの才気を彷彿とさせる作品になっています。



1990年代に書かれているだけに少々の古色には目をつぶってもすごく共感できるおもしろさ満載



さて、お正月のめでたい朝に何が悲しくて日本人は駅伝なんぞをテレビで観戦しているのか、という考察に戻します。


「完全にパッケージングされ、茶の間に話の取っかかりすら与えないバラエティー番組に比べて、駅伝中継はどこか素人が感想や解説や茶々を入れて楽しめる部分が残されている。
ライブの映像は、たるみきった正月番組に不思議なそよ風を吹かせてくれるのである・・・
そして、もうひとつの要因としては、日本には苦行の文化というものが存在することを考えなくてはならないだろう・・・
正月のめでたい日に、わざわざ走る姿は何か崇高なものすら感じさせられる」


他に
「レスリングのタイツはなぜ乳首を出すのか」
「世界陸上と800メートル走の冷遇」
「ボブスレーの前から2番目の選手は何をする人なのか?」などなど。



「『ア』と『イ』で始まる名字の選手はトップバッターに適している」
「小学生のときの50メートル走のタイムで性格診断ができる」

上記のような考察に継ぐ考察の末に著者自ら導き出した結論には大いにうなずける反面、首を傾げたくなる強引な結論づけも感じられたりして、とにかく笑えます。


最後の著者の弁。

「当人はまるで意識していないのだが、わたしは、一部読者から『社会派サスペンス作家』のような捉え方をされているらしい。
そういう人たちが本書を読めば、『人権派弁護士と思って相談したらコメディアンだった』みたいなものだろう。
いずれにせよ本書は、マジメな人たちにとって落とし穴のような本である」

子どもたちも帰京し、七草粥も終わり・・・昨年末からの怒涛のような毎日が徐々に落ち着いてルーティン的な日常が戻ってきました。


惰性で過ぎていくような平凡で退屈な毎日・・文字列を眺めるとうんざりするような印象ですが、別の角度からみればしみじみとした幸せのときなんですね。


ものごとや人間にある表裏、輝かしい部分と陰の部分、そしてプラスにもマイナスにも分類できないゾーンが生活や人の大半を占めているような気がします。


醜悪な事件や突発的な事故に見舞われて人生を狂わされた人々も多いですが、どんな極悪なふるまいも自分には無関係と言い切れる人が羨ましいという思いは年々強くなります。



私は反社会的な事柄には激しい憤りや嫌悪感を持っているごく一般的な小市民ですが、悪い意味で社会面を賑わす人々の持っている要素は必ず人間誰にでもあると書いていらっしゃったある宗教家の言葉には深くうなずけます。


できることならそんな負のスイッチの入らない人生を送りたいと願うばかり。



思うことが整理できないままの支離滅裂な文章になってしまいましたが、今年1年が私を含めた周りの人々の陰の部分が発火することなく、飽き飽きするほどなだらかな日常でありますように




さて本日はジョン・ハート氏著『川は静に流れ』のご紹介です。


「『僕という人間を形作った出来事は、すべてその川の近くで起こった。
川が見える場所で母を失い、川のほとりで恋に落ちた。父に家から追い出された日の、川のにおいすら覚えている』
殺人の濡れ衣を着せられ故郷を追われたアダム。
苦境に陥った親友のために数年ぶりに川辺の町に戻ったが、待ち受けていたのは自分を勘当した父、不機嫌な昔の恋人、そして新たなる殺人事件だった。
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作」



ジョン・ハート氏の作品は『ラスト・チャイルド』に続いて2作目。


『ラスト・チャイルド』のレビューはこちら



さて本書に戻ります。


殺人者という汚名を着せられ裁判にかけられたが証拠不十分で無罪になった主人公・アダムが5年ぶりに故郷ノース・カロライナに帰郷するところから物語がスタートします。


5年ぶりに待っていたのは主人公を歓迎しない家族や知人、元恋人、そして原子力発電所の誘致で賛成派と反対派が揉めている故郷。


そんな中、主人公が新たな殺人事件に巻き込まれていくという展開ですが、事件を中心の謎解きと並行して主人公の過去の未解決の事件を絶妙な形で交差させ、なぜ無実の罪でアダムが逮捕されるに至ったかという過程が私たち読者に徐々に明かされるくだりはとても巧みでした。



主人公の母の自殺の真相や父親の秘密など、過去のベールが剥がされるたびに登場人物たちの複雑な歪んだ関係が徐々に明らかになり、切なく哀しい人間関係が浮き彫りになります。



ミステリで読者を惹きつけるというより親子を核とした心理描写がほんとうに巧みな作家さんといえます。


「これはダニーとアダムの友情を描く小説であり、ロビンとの愛を描く小説でもあるが、同時に、親と子の、そして兄弟の絆を、哀しくやるせなく、そして鮮やかに描いた物語である」と解説していらっしゃるのは北上次郎氏ですが、言いえて妙です。


ハッピーエンドを求める向きには肩透かし・・というより深く哀しい読後感に捉われましたが、一方タイトルを借りて表現すれば、川が静かに流れるような静かな余韻に浸れる作品でした。



著者は処女作『キングの死』ではエドガー賞処女長編賞候補、マカヴィティ賞新人賞候補、バリー賞新人賞候補となり各方面で高い評価を受けていらっしゃいましたが、本書でエドガー賞長編賞を受賞、第3作「ラスト・チャイルド」ではエドガー賞長編賞・CWA賞スチールダガー賞・バリー賞をトリプル受賞されるという快挙を成し遂げられました・・・余談ですが。

2013年が皆様にとって幸多い年でありますように

昨年は「VINのらんどくダイアリー」を訪れてくださったり、また心温まるコメントを書いてくださり本当にありがとうございました。

相も変わらず偏見に満ちた冗長な文章に辛抱強くお付き合いくださった皆様のご好意に深く感謝します。


中にはご自分の読後感と対極のレビューで不快な思いで読まれた方もいらっしゃると想像しますがどうかお許しを!



さて2012年にご紹介した本は99冊、実際に読んだ本は120冊ほどになります。



特に後半は我が家に起こった事情もあり、例年に比べスムーズな読書も滞りがちという状態でしたが、99冊の中から自分なりのベスト10を挙げてみたいと思います。



ちなみにここに挙げたのは読書歴の古い順でベスト順ではありません。



『人間の建設』 岡潔&小林秀雄    

『光る壁画』 吉村昭 

『漂砂のうたう』 木内昇       

『五十鈴川の鴨』 竹西寛子
    
『日本人だけが知らない 世界から絶賛される日本人』 黄文雄   

『秋月記』 葉室麟    

『敵対』 吉村昭   
 
『下町ロケット』 池井戸潤    

『ジェノサイド』 高野和明

『生命の木の下で』 多田富雄



単純&へそ曲がりを自認している私ですが、今も昔も変わらないのは感動作が好き!ということ。

心を震わすような感動作に巡り合いたいと思いつつ、最近は富に夢物語になってきているのはやはり自分の感性の硬化に起因しているのかもしれません。



上述のベスト10の中には消去法で挙げた作品も多く、これぞお勧め!といえるような作品に乏しかったのは事実ですが、敢えてナンバーワンを挙げるとすれば竹西寛子氏著『五十鈴川の鴨』でしょうか。


皆様も出合えてよかったと思われる本、ご紹介くだされば嬉しいです。


最後になりましたが、これからも親しいお付き合い、よろしくお願いいたします。

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