
先日、当地の北に位置する金川というところで開催されていた陶芸の作品展に行ってきました。
このブログでも度々ご紹介している大先輩zensanの娘さんである陶芸家の銭本眞理さんの青馬窯の生徒さんたちの作品展。
青馬窯の主の銭本眞理さんは13世紀に途絶えたペルシャの古陶器と日本の陶器の共通性を感じ、シルクロードを旅するようなというコンセプトで作品を制作していらっしゃいます。
深みのある青を基調とした作品の数々がすばらしいの一語に尽きます。

作品の中には普段づかいの食器もあり、青に魅せられて私も何点か購入して大切に使っています。
料理がイマイチでも器によって見映えがするという例・・・。
さて金川行きは共通の友人であるブロ友の花オクラさんご夫妻の車に便乗。
帰り道は行きと違う道を通ってくださり、思わぬ紅葉狩りも楽しんできました(^.^)
途中、乳製品で有名な安富牧場でソフトクリームを食べたり、ポニーのミルミルを撫でたり・・・。
楽しい一日でした。



「幸せは、たゆまぬ努力でつかみ取る。
私、どこか間違ってます?
十六歳で両親を亡くしたりつ子は持ち前の闘争心で境遇に逆らい、猛烈な努力で自らの夢を次々実現してきた。
東大合格、名家の御曹司との結婚、双子誕生。
それでもなお嫁ぎ先で見下される彼女は、次なる目標を子どもたちの教育に定めた。わが子の超難関校合格を夢見てひとり暴走しはじめた彼女を待つ皮肉な運命とは―。
努力と幸福を信じて猛進する女の悲喜劇を描く長篇」
両親が16歳の時に列車事故で亡くなり、父方の名門家の祖母に育てられ、持ち前の美貌と努力で東大合格、名家の御曹司と結婚した主人公。
努力の末の結果はすべて計画通りと思いきや…婚家先の姑や小姑に見下され、生まれた双子の一人が突然死という思わぬ不幸に見舞われます。
残った双子の片割れである娘に自身の失地挽回とばかりに無体な夢を押し付け、絵に描いたような毒母となっていく様子がこれでもかと描かれています。
母親というものは多かれ少なかれわが子に夢を託す生き物ではありますが、それにしても主人公・りつ子の娘・星良に対する押しつけがあまりにも怖すぎる。
星良を自分の意のままに操り、意に反すれば追い詰めてゆく、娘は親の作品と言い切るりつ子。
物語の終盤にはそんなりつ子への星良の逆襲・・・復讐劇が展開。
考えさせられる内容でした。
興味ある方はどうぞ。