SNSの友人の娘さんのブログで知ったピエンロー鍋を作ってみました~。
国際中医薬膳管理師である彼女のブログはこちら → ★
覗いてみるとおいしそうな料理が目白押し、中医学の観点からそれらの効用などとともに掲載されていてとても勉強になります。
感想はごま風味が効いたあっさり鍋。

私はごま油をあまり好まず、料理の風味づけにはほんの少し入れるだけですが、ピエンロー鍋にはけっこうな量を回し入れるのでどうかな、と思っていましたが、マイルドでおいしかったです。
あとのお雑炊が最高でした!
[ピエンロー鍋のつくり方]
�@大きめの鍋に水を入れ、干し椎茸を一晩つけて、だしをとる。
�A汁を絞りながら干し椎茸を取り出し、食べやすい大きさに切る。水を足した鍋を強火にかけ、椎茸を投入。
�B白菜を縦半分に切り、5cm程度の幅でザク切りにして、白菜の下半分の硬いところから先に鍋に入れていく。
�C豚バラ肉を6〜7�p幅に、鶏もも肉は一口大に切る。
�D鍋が沸騰してきたら、肉をほぐしながら入れ、胡麻油を1周半、“の”の字にかけ回す。
�E残りの白菜を山盛りに入れ、ギューっと押さえるようにして蓋をする。(汁が足りなければ湯を足すが、白菜から水分が出るので、ひたひたである必要はない。)
�F食べる直前に、もう一度胡麻油をタラリ。
�G各自が自分の器に塩と好みで一味唐辛子を入れる。
�H鍋の汁を入れて塩を溶く。
�I〆めの粥が絶品 好みで塩を少し足す。
さて本日は曽野綾子氏著『アバノの再会』のご紹介をしたいと思います。
「妻を亡くした元大学教授と、名家に嫁いだ中年女性。
家庭教師とその教え子だった2人が、イタリアの温泉地アバノで30年ぶりに偶然再会する。
虚無感のある男と、不毛な夫婦関係に疲弊した女との運命の7日間。
静謐かつ鮮烈な大人の純愛小説」
週刊朝日に連載していた作品を一冊にまとめたもの。
久しぶりの曽野綾子氏の小説・・・著者好みの登場人物2人を配した著者らしい描き方の作品でした。
へそ曲がりの私は読み始めてすぐに登場人物2人が好きになれないことがわかりましたが、それでも最後まで読まずにはいられない、というか、反発しながらも深く味わう、という相反する読後感でした。
元大学教授の戸張友衛が、北イタリアの温泉保養地・アバノで、昔家庭教師をしていた山部響子と再会、32年という歳月を超えて、お互い惹かれあいながら元の人生の続きに戻っていくというもの。
妻の介護で早期に大学を退職し、2年の介護の末、妻を見送った戸張友衛と、モーター経営者の一族の次男と結婚している山部響子。
著者は2人の再会の舞台にアバノを選んでいますが、これが例えば秋田辺りの玉川温泉だとどうか、などと意地悪に考えてしう私。
少なくとも日本だと軽井沢辺りでないと2人の知的な会話は似合わない、そんなところが狭い心の私の反発の単純な理由のような・・・。
2人の交わす会話が何とも知的・・・でもとても作為的・・特に女性側。
響子の選択も物事に対する感じ方も相通じるところがありすぎて共感するには何かが邪魔する・・・
「私、虹はいつでも好きだわ。すぐ音もなく消えるから、しつこくないでしょう?」
「自分が生きているのか、死んでいるのかが分からないような思いになったことはありませんか?」
「人を深く愛するには、愛する人と遠くにいることが必要だという矛盾です。
人は近くにいるから、絶望し、最後には憎み合うことさえあるのです。
私にわかっているのは、そんな形で、大切な愛を失いたくないということです」
こうして理性ある2人はそれぞれの家に戻っていくというラスト。
小説的には、2人が東京で再会したのでは成り立たない、きれいに終わりを用意したと思える作品でした。
国際中医薬膳管理師である彼女のブログはこちら → ★
覗いてみるとおいしそうな料理が目白押し、中医学の観点からそれらの効用などとともに掲載されていてとても勉強になります。
感想はごま風味が効いたあっさり鍋。

私はごま油をあまり好まず、料理の風味づけにはほんの少し入れるだけですが、ピエンロー鍋にはけっこうな量を回し入れるのでどうかな、と思っていましたが、マイルドでおいしかったです。
あとのお雑炊が最高でした!
[ピエンロー鍋のつくり方]
�@大きめの鍋に水を入れ、干し椎茸を一晩つけて、だしをとる。
�A汁を絞りながら干し椎茸を取り出し、食べやすい大きさに切る。水を足した鍋を強火にかけ、椎茸を投入。
�B白菜を縦半分に切り、5cm程度の幅でザク切りにして、白菜の下半分の硬いところから先に鍋に入れていく。
�C豚バラ肉を6〜7�p幅に、鶏もも肉は一口大に切る。
�D鍋が沸騰してきたら、肉をほぐしながら入れ、胡麻油を1周半、“の”の字にかけ回す。
�E残りの白菜を山盛りに入れ、ギューっと押さえるようにして蓋をする。(汁が足りなければ湯を足すが、白菜から水分が出るので、ひたひたである必要はない。)
�F食べる直前に、もう一度胡麻油をタラリ。
�G各自が自分の器に塩と好みで一味唐辛子を入れる。
�H鍋の汁を入れて塩を溶く。
�I〆めの粥が絶品 好みで塩を少し足す。

「妻を亡くした元大学教授と、名家に嫁いだ中年女性。
家庭教師とその教え子だった2人が、イタリアの温泉地アバノで30年ぶりに偶然再会する。
虚無感のある男と、不毛な夫婦関係に疲弊した女との運命の7日間。
静謐かつ鮮烈な大人の純愛小説」
週刊朝日に連載していた作品を一冊にまとめたもの。
久しぶりの曽野綾子氏の小説・・・著者好みの登場人物2人を配した著者らしい描き方の作品でした。
へそ曲がりの私は読み始めてすぐに登場人物2人が好きになれないことがわかりましたが、それでも最後まで読まずにはいられない、というか、反発しながらも深く味わう、という相反する読後感でした。
元大学教授の戸張友衛が、北イタリアの温泉保養地・アバノで、昔家庭教師をしていた山部響子と再会、32年という歳月を超えて、お互い惹かれあいながら元の人生の続きに戻っていくというもの。
妻の介護で早期に大学を退職し、2年の介護の末、妻を見送った戸張友衛と、モーター経営者の一族の次男と結婚している山部響子。
著者は2人の再会の舞台にアバノを選んでいますが、これが例えば秋田辺りの玉川温泉だとどうか、などと意地悪に考えてしう私。
少なくとも日本だと軽井沢辺りでないと2人の知的な会話は似合わない、そんなところが狭い心の私の反発の単純な理由のような・・・。
2人の交わす会話が何とも知的・・・でもとても作為的・・特に女性側。
響子の選択も物事に対する感じ方も相通じるところがありすぎて共感するには何かが邪魔する・・・
「私、虹はいつでも好きだわ。すぐ音もなく消えるから、しつこくないでしょう?」
「自分が生きているのか、死んでいるのかが分からないような思いになったことはありませんか?」
「人を深く愛するには、愛する人と遠くにいることが必要だという矛盾です。
人は近くにいるから、絶望し、最後には憎み合うことさえあるのです。
私にわかっているのは、そんな形で、大切な愛を失いたくないということです」
こうして理性ある2人はそれぞれの家に戻っていくというラスト。
小説的には、2人が東京で再会したのでは成り立たない、きれいに終わりを用意したと思える作品でした。