寒気団が押し寄せてきていて半端ない寒さ!
温暖といわれている当地ですらこの寒さなので寒冷地は想像を超える寒さだろうと思います。
例年より早い雪の被害が各地で起こっているというニュース。
毎年雪下ろし中の死亡事故が絶えませんがどうかくれぐれもお気をつけくださいね。
雪の多い過疎地は大変だろうな~。
労働力としての若者たち不在の高齢者ばかりの山間部など。
衆院選が終わりましたが、結果は押して知るべしの通りとなりました。
私の投じた候補者は小選挙区では予想通り落選となりましたが、辛うじて比例ブロックで当選を果たし胸を撫で下ろしました。
ひとりの力でどれだけのことができるかと思うとき、諦念に似た気持ちを抱かざるを得ませんが、それでも独りよがりの政権に小さな歯止めをかけてほしいと切に願っています。
救いは沖縄の全区で自公以外からの候補者の方々が当選したこと!
辺野古移設など諸々の政策に対する住民の方々の気持ちがいかに強いかの表れだろうと思います。
まず平和!
さて今回は岡野雄一氏著『ペコロスの母に会いに行く』のレビューです。
「母は、人生の重荷を下したかのように、ゆっくりとゆっくりとボケていきました─
62歳、無名の“ハゲちゃびん"漫画家が施設に暮らす認知症の母との『可笑しく』も『切ない』日々を綴った感動のコミックエッセイ!
40歳で故郷長崎にUターンした漫画家(62歳)が、親の老いを見つめてきた日々の、笑えて、温かくて、どこか切ない家族の物語。
第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞!」
著者・岡野雄一氏についてデータベースより
―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― 1950年長崎県長崎市生まれ。高校卒業後に上京、出版社に勤務し漫画雑誌などを担当する。
40歳の時、離婚をきっかけに、当時3歳だった息子を連れて長崎に戻る。
長崎では広告代理店の営業、ナイト系タウン誌の編集長などを経て、フリーライターに。
タウン誌などに描いていた漫画をまとめて、『ペコロスの玉手箱』『ペコロスの母に会いに行く』を自費出版。
自費出版本ながら、地元老舗書店で2ヶ月以上にわたってベストテンの1位をキープした。
2012年7月には『ペコロスの母に会いに行く』が西日本新聞社から出版され、認知症の母の今と昔をやさしく描くそのタッチとさわやかな感動が、SNSでの口コミやメディアを通じて広がり、2013年6月現在、14刷の16万部を売り上げるベストセラーとなる。
西日本新聞社と週刊朝日にて連載中。現在も長崎市に在住し、漫画を描きながら、母が居るグループホームを訪ねる日々を送っている。
―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ――
赤木春恵氏主演の映画化で一気に全国区になったので皆さんもきっとご存知だろうと思います。
2012年初め、著者の地元長崎で500部だけ自費出版した本が口コミで人気を集め、Facebookがきっかけで映画化が決定。
西日本新聞社から出版されてから12万部を突破するベストセラーとなったそうです。
主人公は、認知症と診断され施設に暮らす現在89歳の母。
母が見せる『人生の重荷を下ろしたとびっきりの笑顔』や著者のはげた頭を見て名前を思い出すエピソード、時折つぶやく亡き父との思い出話などを描いたコミックエッセイ。
「忘れること、ボケることは、悪いことばかりじゃないんだ。
母を見ていてそう思った」
3章の「母、少女になる」で描いた過去と現在の混沌とした世界を行き交う老母・みつえさんに著者はできるかぎり寄り添っています。
「ボケは神様が与えた最期のプレゼント」といわれるのが頷けるようなみつえさんの雰囲気。
そして4章「父、来る」から5章「父母の旅」と続いて老母の非現実上の遊びを丹念に描いています。
漫画になったみつえさんのかわいいこと!
認知症の親と生活を共にする、というのはきっときれいごとでは済まない様々な肉体的心理的軋轢があることは想像に難くありませんが、ここで描かれているみつえさんを見ているとそんな修羅を感じさせないゆったりした時間経過があります。
そして全篇を通して使われている長崎弁の豊かさ温かさにノックアウトされました~!
余談ですが、「ペコロス」とは、小型タマネギのこと、著者の特徴ある外見から名づけられた愛称のようです
残念ながらモデルとなったみつえさんは2014年8月に死去されたそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

温暖といわれている当地ですらこの寒さなので寒冷地は想像を超える寒さだろうと思います。
例年より早い雪の被害が各地で起こっているというニュース。
毎年雪下ろし中の死亡事故が絶えませんがどうかくれぐれもお気をつけくださいね。
雪の多い過疎地は大変だろうな~。
労働力としての若者たち不在の高齢者ばかりの山間部など。
衆院選が終わりましたが、結果は押して知るべしの通りとなりました。
私の投じた候補者は小選挙区では予想通り落選となりましたが、辛うじて比例ブロックで当選を果たし胸を撫で下ろしました。
ひとりの力でどれだけのことができるかと思うとき、諦念に似た気持ちを抱かざるを得ませんが、それでも独りよがりの政権に小さな歯止めをかけてほしいと切に願っています。
救いは沖縄の全区で自公以外からの候補者の方々が当選したこと!
辺野古移設など諸々の政策に対する住民の方々の気持ちがいかに強いかの表れだろうと思います。
まず平和!

「母は、人生の重荷を下したかのように、ゆっくりとゆっくりとボケていきました─
62歳、無名の“ハゲちゃびん"漫画家が施設に暮らす認知症の母との『可笑しく』も『切ない』日々を綴った感動のコミックエッセイ!
40歳で故郷長崎にUターンした漫画家(62歳)が、親の老いを見つめてきた日々の、笑えて、温かくて、どこか切ない家族の物語。
第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞!」
著者・岡野雄一氏についてデータベースより
―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― 1950年長崎県長崎市生まれ。高校卒業後に上京、出版社に勤務し漫画雑誌などを担当する。
40歳の時、離婚をきっかけに、当時3歳だった息子を連れて長崎に戻る。
長崎では広告代理店の営業、ナイト系タウン誌の編集長などを経て、フリーライターに。
タウン誌などに描いていた漫画をまとめて、『ペコロスの玉手箱』『ペコロスの母に会いに行く』を自費出版。
自費出版本ながら、地元老舗書店で2ヶ月以上にわたってベストテンの1位をキープした。
2012年7月には『ペコロスの母に会いに行く』が西日本新聞社から出版され、認知症の母の今と昔をやさしく描くそのタッチとさわやかな感動が、SNSでの口コミやメディアを通じて広がり、2013年6月現在、14刷の16万部を売り上げるベストセラーとなる。
西日本新聞社と週刊朝日にて連載中。現在も長崎市に在住し、漫画を描きながら、母が居るグループホームを訪ねる日々を送っている。
―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ―― ◆ ――
赤木春恵氏主演の映画化で一気に全国区になったので皆さんもきっとご存知だろうと思います。
2012年初め、著者の地元長崎で500部だけ自費出版した本が口コミで人気を集め、Facebookがきっかけで映画化が決定。
西日本新聞社から出版されてから12万部を突破するベストセラーとなったそうです。
主人公は、認知症と診断され施設に暮らす現在89歳の母。
母が見せる『人生の重荷を下ろしたとびっきりの笑顔』や著者のはげた頭を見て名前を思い出すエピソード、時折つぶやく亡き父との思い出話などを描いたコミックエッセイ。
「忘れること、ボケることは、悪いことばかりじゃないんだ。
母を見ていてそう思った」
3章の「母、少女になる」で描いた過去と現在の混沌とした世界を行き交う老母・みつえさんに著者はできるかぎり寄り添っています。
「ボケは神様が与えた最期のプレゼント」といわれるのが頷けるようなみつえさんの雰囲気。
そして4章「父、来る」から5章「父母の旅」と続いて老母の非現実上の遊びを丹念に描いています。
漫画になったみつえさんのかわいいこと!
認知症の親と生活を共にする、というのはきっときれいごとでは済まない様々な肉体的心理的軋轢があることは想像に難くありませんが、ここで描かれているみつえさんを見ているとそんな修羅を感じさせないゆったりした時間経過があります。
そして全篇を通して使われている長崎弁の豊かさ温かさにノックアウトされました~!
余談ですが、「ペコロス」とは、小型タマネギのこと、著者の特徴ある外見から名づけられた愛称のようです
残念ながらモデルとなったみつえさんは2014年8月に死去されたそうです。
ご冥福をお祈りいたします。